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ワンダーフェスティバル2016夏でJANさんから購入したレゴキット『ブルファイター・アズーロ』のレビューです。

販売価格は8500円。インスト込みでこの値段はかなり良心的なんじゃないかなあ。

買ってからは忙しくて暫く放置していたのですが、いざ組み上げるとその秀逸さにビックリ。

暫くはこのキットばかり構って遊んでいました。

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お馴染みレゴの箱というよりは、モデラーのガレージキットを彷彿とさせる箱。
これからロボを作るんだな~!という妙な実感が湧いてきます。

パッケージの写真がかなり格好良い。

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内容物。

手や脚ごとに分別して袋に入っています。
実際に作ると分かるのですが、この仕様本当に有り難いのです。

残りパーツがパッと見で分かりますし、パーツが混ざらずに組み立てやすいですし。

プラモ出身の方には腕や脚の部品がランナー一つにまとめられてるという表現の方が分かりやすいでしょうか。

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説明書をぱらり。

見紛うことなきレゴの説明書。個人制作とは思えないクォリティ、流石です。

実際組み立ててみると、胴体が各ブロックを組み立て後で合体させる設計で、
組み立てながらなるほどなあ、と感心してしまう出来。

レゴロボ上級者も初級者も参考になるような組み方が沢山入ってます。

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腕や脚辺りの説明は、かなりガンプラじみてます。x2とか。

ココらへんは、レゴを作っているよりはプラモを作っている感覚にかなり近かったです。
「俺ロボット作ってるんだ~!」と感動半分、組み方の驚き半分でした。

パパっとストレスフリーで組み立てられるのも、レゴとプラモの良さが組み合わさったようで
これから先もっとレゴロボキット出てくれないかな~なんて思ったりもしたり。


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30~40分程で完成。

キットオリジナルのデザインではなく、
JANさんのブルファイター・アズーロというレゴ作品を小型化しキット化したものになります。
元デザインを上手く小型に落とし込んでいるのは流石の一言。

可動範囲もかなり広く、ある程度のポーズは取らせることが可能です。

見て分かる通り、1キットの中に多種多様な関節パーツが使われています。
その分強度にバラつきがあるのですが、逆にレゴ初心者にはパーツ強度の参考になるんじゃないかな~と。

構造の問題上、股間、二の腕が結構な頻度でポロリしますが、付属品は無いので気にはならないです。
寧ろこの価格帯、サイズで他の場所がポロリすらないことに驚きです。

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背面。

背中のディティールに力が入っているのでどの角度から見ても映えます。

本当に多種多様なパーツが入ってますよねこのキット。

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そして、ここからがこのキットの真骨頂、「俺流改造」です。

皆さんはプラモを作ってて、あんな武器付けたい、こんな武器つけたいみたいに思ったことは無いでしょうか?

このキット、デフォルトでレゴなので、パパっと作れてしまうのですが、
作り終わった後に有り合わせのパーツで好き放題に改造ができてしまうのです。

元設定がイェーガーですがそんなことはお構いなしに銃や盾などを持たせたり出来ちゃいます。楽し~~!

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肘関節が貧弱なので持たせるのはかなりの根気が必要だったり。

しかしレゴなので、強度を持たせる改造も簡単に出来るんじゃないですかね。

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また肩自体を換装して武器腕にしてしまうのもアリです。

そこら辺は買った人にしか分からないと思うんですけど、持てるパーツで好き放題に改造してしまうの、
かなり楽しいのでお薦めです。

背中にフライトパックやコクピット付けちゃうのも楽しいと思います。絶対楽しい!

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フレーム自体も非常に優秀ですので、ガワだけを取っ替えて作ることも可能です。

ディティールがガワではなくフレーム自体に付いてるのでそれだけでも映えます。

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パーツに余裕があれば、 重装甲換装なんてことも可。

ここまでくると流石に腕や腰がポロポロと落ちてきますが。

しかし、フレーム未改修縛りの作品なので、重装甲に向けて少し改修すれば強度なんてどうにでもなります。

それだけ元のフレームの設計が秀逸なのです。

上2つの組み換え作例は後々個別記事にて公開します。

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以上がレゴキット『ブルファイター・アズーロ』のレビューになります。

低価格帯キットながら作り込まれたディティール、広い可動や高い強度等は流石のJANさんだなぁと。

また組み立て方のプロセスもかなり考え込まれていて、
組み立てる人の事まで考えられてるのを実感させられるキットでした。

材質がレゴということを活かして簡単に改造ができちゃうのも、
レゴとロボットってこんなに相性が良かったんだなぁ、と再認識させられました。

レゴロボに作り慣れた人は改造遊びに、レゴロボを始めてみたい人には素体として、非常にお薦めです。